10cebox -じゅーすぼっくす-

人生は、ジュースのように甘酸っぱい。

勢いのまま3日間でIRIAMのvtuberにファンレターを書いて送った話

皆さまは「ファンレター」というものを書いたことがありますか? 私はついこの前まで1度もありませんでした。

そんな私でしたが、仕事に追われつつ推し事にも追われつつ、人生初のファンレターを書いて送ったという出来事がありましたので、経緯について記録に残すとともに、ファンレターを出そうか悩んでいる人の背中をそっと押すことができればと思います。

きっかけ

最近よく私が出没しているIRIAMという配信プラットフォームがあります。 12月のある日、ここで活動している配信者(IRIAM上ではVライバーと呼んでいます)へファンレターを送付できるようになったというアナウンスがなされました。

正直なところ、最初はそこまでモチベーションは無かったです。タイムラインで見かけたときも、「へぇ、そう。 はい。」って感じで。…いや、流石にそこまで冷たくはなかったかな。 まあ、それだけならまだ踏みとどまってたのかもという思いだったのですが…

IRIAMってファンの熱量がすごく高い場所なんですよ。 Vライバーさんが配信でファンレターの件についての告知を出すと、みんなコメントで次々に「送るね!」「今から書くよ!」みたいに名乗り出てるんです。 加えてIRIAMって、配信単体でできることが少ない(極端に言うと、雑談しかできない)ゆえ、ファンが配信中のコンテンツとして組み込まれる割合が、他のプラットフォームと比べてとても高いんです。 なので、その熱量というのがダイレクトに近い形で届いてくるんですね。

それでその。 うっかりその熱量に感化されてしまいまして。

秋頃からいろいろなvtuberさんたちの引退案件に何度も遭遇し、居なくなる前に推しへの想いを届ける機会を作ろうと考えていたこともあり、一念発起してVライバーの方々にファンレターを書くことにしました。

ちなみに、その決意を胸に秘めたのは12月9日の夜のこと。 クリスマスまでにファンレターを届ける場合の必着締め切りは14日。 自宅近辺の郵便局から届ける場合は、13日朝には投函しないと間に合いません。

かくして、ファンレターをクリスマスまでに届けるべく奔走する、12月10〜12日の3日間がはじまりました。

12月10日、計画立案、便箋の調達、文面作成

週の始まりの月曜日、憂鬱な気分で出社して推しの配信だけを糧に仕事をする日ですが、この日はそんなこと考えている余裕もありません。 なにはともかく、頭の中でざっくり計画を立てる必要があります。

  • 平日は3日とも仕事のため、自由に使える時間は昼休みと通勤時間、帰宅後の夜の時間です。
  • 真ん中の火曜日は飲み会があるため夜の時間はほとんど取れません。
  • 陰キャオタクはおしゃれな便箋が置いてある店など知らないので、アマゾンで取り寄せます。届くのは12日です。

以上の制約を踏まえ、

  • 10日に便箋をアマゾンでぽちる
  • 11日までに送る文面を考える
  • 12日の帰宅後の夜の時間に一気に清書する
  • 13日朝に投函

という流れで進めることにしました。 送る相手については、よく配信へお邪魔している人を数人ピックアップし、文面は時間の制約の中で作れるだけ作って送るつもりでいたので、ここでは確定させませんでした。 ちなみにこの計画立案で朝の通勤時間を持っていかれています。

お昼休みに便箋選びをするのですが、正直ここで悩みたくなかった(書く内容を考えるのにできるだけ時間を割きたかった)ため、なんとなくイメージに合いそうかなってものを5種類くらい選んで買いました。

便箋ってそんな大してお値段せーへんやろ〜みたいに思ってましたが、1セット500円とかするんですね…。またひとつ賢くなりました。

帰りの電車と帰宅後の時間は文面作成に溶かします。 iPhoneのメモに、ざっくりこんなこと書きたいなというのを箇条書きした後、少しずつ実際の文章に落とし込んでいきます。

10日の進捗はこれを頑張って3人分くらい書きました。

12月11日、文面作成と送付用の封筒準備

11日は前述の通り時間はほとんどなかったため、手紙を書く準備というよりは送る準備に時間を使いました。 IRIAMでは個人情報的な例のアレのため、一旦事務所宛に届いた封筒は破棄した上で、中身だけライバーさんへ送る(ただしライバーさん宛の封筒も含めて送付すれば、包み直して送ってくれる)ため、事務所宛の封筒だけであれば事前準備することが可能です。 この日にやったのは、飲み会後のわずかな時間に事務所へ送付する茶封筒の準備をし、あとのすきま時間には82円切手の購入と文面準備を行いました。

特に封筒の準備は、この日のうちに済ませておいて正解でした。 Vライバーさんへ送る分のお手紙を次の日に一気に清書する必要があったので、余計な作業を残しすぎると余計に次の日焦る事になっていたと思います。

文面準備については余った時間で書けるだけ書きあげ、送る相手も最終的に以下4人のライバーさんに確定させました。

12月12日、文面の仕上げと清書

2日使って文面を作成し、送る相手はほぼ決まったため、通勤時間とお昼休みを使って文面の仕上げをします。 周囲の目とか気にしてられません。この時間で文面を確定させたかったので。

そんな思いでとりあえず納得いく形の文書ができあがり、残る作業は、

  • 清書
  • ライバー宛用の封筒の宛名書き
  • 事務所宛用の封筒に詰め込み
  • 投函

実作業的にはもう、あとは書いて送るだけになりました。

時間的には、書き上げた後に遊んで寝れるくらいの時間的余裕があったのと、レターセット用の手紙はそれなりに枚数があったため、書き損じはまだ許されるという心理的余裕があったため、焦らずゆっくり丁寧に清書できたかなと思います。 そもそもペンを握って字を書くことがほぼ全くなかったもので、そんな自分が丁寧に書いてもへた字感がすごかったですが。

レターセットの実物をこの日に初めて見たため、ここにきて作った文章の量が多いのでは問題とか、封をするシールどうするかとかの諸問題はありましたが、小手先の技でうまくごまかしたり、解決できないものはどうしようもないということで諦めたりでどうにかこうにか清書を済ませました。 この点については、もっと余裕を持って準備を進めていれば…という反省点ですね。

あとは時間的余裕があるゆえついつい凝りたくなってしまうことが何度かあり、イラストを挟んだりしようかなと思って軽く練習をし、全くうまいこと書けずに諦めました。これも反省点です。

そんなかんじで、ザ・普通!な感じのひねりのないファンレターを書き上げ、なんとか13日朝の投函に間に合わせる事が出来ました。

ふりかえり

なにはともかくもう少し余裕を持って動いていればというのが一番の反省ではありますが、一方で、性格上短期間で一気に仕上げないと中だるみするだろうなという思いもあり、そういう意味では完遂できたのが一番の成果でもあります。

次は今回送れなかった方々にもファンレターを送ることができればとおもいます。また中だるみしないように計画を立てて!