10cebox -じゅーすぼっくす-

人生は、ジュースのように甘酸っぱい。

縦画面で遊べるカジュアルな音ゲー「RIDE ZERO」

VTuber追っかけおじさんとなり、そちらに時間を奪われがちではあるのですが、私はもともとリズムゲーム、いわゆる音ゲーが好きなのです。

アーケード機は大学の頃には毎日のように通い詰めてはREFLEC BEATDDRを遊んでいました。DDRでは足龍*1になることはできませんでしたが、今でも月に1回くらいの頻度で遊びに行きます。

スマホ音ゲースクフェスデレステといった有名どころからDeemoCytusといった硬派なタイトル、果てはDREAM BEATわグルま★などのマイナータイトルまで手をつけたことがあります。

そんな音ゲーにつばつけた数でマウントとることしかできないクソザコおじさん(具体的に言うとSP三級*2 )がこの場を借りて紹介したい音ゲーは、韓国発、縦画面で遊ぶタイプの音ゲーRIDE ZEROでございます。

ざっくり言うと

こんな感じのゲームです。まずは何も言わずにPVだけ見てください。

www.youtube.com

  • 韓国が開発元の音楽ゲームですが、日本向けのローカライズもほぼできています。
  • 曲はストーリー読了での解禁と課金しての楽曲購入とあります。課金曲は1回買えばプレイし放題です。
  • 判定はかなり甘めで初心者も安心。雰囲気重視の音ゲーです。
  • スタミナ制でもチケット制でもないので、いつ遊んでも、いつやめてもOK。
  • ガチャや強化要素もありますがスコア上げたい人用のオマケです。
  • 縛り要素付きのチャレンジモード的なものもあります。

ここまで読んで「ほう、やってみるか」と思ったあなたはこのブログを閉じて今すぐダウンロードしましょう。 「よくわからない」とか「びみょいなー」という感想を抱いた方は、是非このブログの続きを読んでみてください。

ちなみにこのゲーム、開発元が手がけた別のゲーム、クルセイダークエスのスピンオフ作品らしいです。世界観はまるっきり違いますが。

ゲームの特徴

打ち返し系シューティング音ゲー

敵弾を跳ね返しながらプレイする、シューティングゲームのような独特のインターフェースを持つゲームです。

画面上部に敵が現れ、レーザーや弾を発射します。これ自体がノーツで、下部の青い判定ラインに弾が入ったタイミングでタップや長押しをすると、その敵弾を相手に跳ね返し、撃破することができる、というシステムです。

こうしてみるととっつきにくいというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、当たり判定はかなりゆるめで、リズムをとるのが苦手でも弾をポンポン打ち返す楽しさがあります。

また、弾そのものをタップしなくていい(ほとんどのノーツは画面下部であれば、弾が降ってくる位置に関わらずどこをタップしてもいい)ので、親指の精密な動きが苦手な人にもおすすめです。

上級者向けの難易度の曲ももちろん用意されていますが、難易度的にはそこまで難しくありません。 音ゲーとしての難しさより、楽しさに重きを置いた難易度なので、ある程度慣れた人であれば、高難易度譜面では弾丸の雨をはじき返す爽快感が得られることでしょう。

エモさ満点の楽曲たち

音ゲーの華でもある収録楽曲ですが、その点においても抜かりがありません。 収録楽曲は総計で50曲以上(デモムービーより)、そのどれもが心揺さぶるエモい曲たちになってます。

曲は基本的にストーリーを進める等で解禁させる必要がありますが、そんなに苦になるレベルではありません。メインストーリーで解禁できる10曲はストーリー読んで解禁した曲を遊んで…を繰り返すうちに終わります。

ただ、楽曲課金でないと遊べない曲もあります。3曲パックで600円相当と、安くはありませんが、1曲200円相当でバラ売りもされていますし、何より1回買えば遊び放題です。無料石入手のチャンスがあるので課金をしない人はそちらに頼るという手もあります。

先述のデモムービー後半に収録曲のクロスフェードがありますが、正直あの尺だけでは曲の魅力の半分も伝わってないと思うので、もっと長い尺のサンプルはぜひゲームをダウンロードして聴いてみてください。

ちなみに私のおすすめは、

  • Until you can fly (一番最初に遊ぶであろう曲、サビからのアウトロがすき)
  • Mew Mew World(日本語ボーカルのクールなナンバー)
  • Vanilla Mate(どこか儚げで温かみのあるメロディがすき、韓国語はわからない)

ゲームモード

全部で4つのモードかあります。

スタンダードモード

基本のゲームモードです。 解禁済みの曲を自由に遊ぶことができます。

各曲には難易度別の成績に応じて以下の5種類のエンブレムがもらえます。後ろ2つは取得難易度が高いので、腕に自信がついたらチャレンジしてみるといいでしょう。

  • CLEAR - 曲を1回クリア
  • PLAY X10 - 曲を10回以上プレイ
  • ALL KILL - 出現するすべての敵を倒す
  • ALL COMBO - 1回もミスせずクリア
  • ALL PERFECT - すべてのノーツをPERFECT判定でクリア

ストーリーモード

全10話のメインストーリーです。 テレポートによって見知らぬ世界にやってきた少女、そこで出会ったアンドロイド革命軍の抗争。そんな物語が繰り広げられます。

ストーリーの途中で曲を1回プレイし、クリアすればその曲がスタンダードモードで選曲可能になります。

エピソードチャレンジ

キャラクターごとの特別なストーリーが読めるゲームモードです。 ストーリーモードと違い楽曲解禁がなく、読むには特定条件の達成と、指定された2曲を連続してクリアする必要があります。

特筆すべきは、この指定される楽曲には、課金でしか遊べない曲も含まれていると言うことです。 1度クリアしたエピソードは音ゲーパートが無くなるので、遊べるのは1度きりではありますが、無課金でも課金曲を1曲通して遊べるチャンスがあります

カオティックモード

さらなる縛りが欲しいあなたにおすすめの上級者向けモードです。

  • 画面上にレッドゾーンが出現し、そこをタップすると即ゲームオーバーのモード
  • 敵弾が通常の倍の速度で降ってくるモード
  • 可能な限りミスをし、ロースコアクリアを目指すモード
  • ノーツのOK判定がどんどん狭くなっていくモード
  • すべてのノーツがなぞりノーツに置き換わるモード

などなど、多種多様なモードが存在します。 クリアするとモード別に用意されている称号を獲得することができます。

ガチャと強化要素

スマホゲーらしく、このゲームにもガチャ要素があります。 中身はレアリティB,A,S,SSと等級がつけられたカード(サポーターと呼ばれています)で、よくある音ゲーらしくゲームプレイ時のスコアアップに影響します。

また、同種のカードがダブった場合は強化素材にすることができ、一定のポイントをためるとカードのレベルアップができます。

ちなみにガチャは2種類あり、1つはゲーム内通貨で引ける一般サポーター召喚、石やガチャチケで引ける上級サポーター召喚です。

一般召喚は単発のみ、引けば引くほど単価が高くなります。(日付変更でリセット) 上級召喚は単発と11連が選べ、11連の場合はSレア排出1枚が確定です。ただしガチャチケットでは11連は引けません。

ガチャチケットに関しては、それなりの頻度で遊んでいればウィークリーランキングでそこそこの順位に入ることができるので、割と結構な枚数貰えます。

特徴的なのは、ユニット編成要素がこのゲームに無く、プレイする際に曲ごとに指定されるカードで勝手に編成させられるという所。 正直このシステムだけはうーんって感じではあるのですが、影響するのはスコアだけで、リアランクや体力ゲージの減りとかには全く影響しないため、個人的にはこのシステムは無いものと割り切って遊んでます。

そのほか

プレイに支障をきたすほどではありませんが、システム面のバグが若干見受けられます。

  • アナウンス音声に韓国語/英語が選択可能だが、アプリを再起動すると韓国語に戻る
  • 特定条件でBGMが止まる

本当に気になるほどではない(気にしなくなっているだけなのかもしれない)ですが、ゲームのちゃっちさが目立ってしまうので、直してほしいなぁ…というきもち。

まとめ

ガチャと強化要素には難ありといった感じは否めませんが、ばっさりとそこを捨ててしまってもゲームは楽しめます。

個人的には、縦持ちで遊べる希少な音ゲーで、それでいて曲のエモさとプレイする快感を大事にされている点が好印象でした。 ほかの音ゲーに比べて、隙間時間にサクッと遊べる手軽さもポイントですね。

気になったら是非、遊んでみてください。

*1:Dance Dance Revolution」において、プレイヤーの腕前を示す指標に応じて与えられる称号。コンボ継続力、不規則なリズムへの対応力などの観点別に5種類のスコアがあり、そのすべてを100にすることが獲得条件。この称号取得が上級者を目指すための登竜門ともされる

*2:beatmaniaIIDX」の段位認定モードで獲得できる称号。殆ど(個人調べ)のプレイヤー曰く「初段まではあっという間」らしいので、要はザコである。